one 堀内幹   one         2010.9.1発売

 9monote(クモノオト) 9MNT-001
 \2100(tax in) / \2000(tax ex)



“荒れ狂う波しぶきの中で限界まで磨かれた
  鉱石のよう。 とうとう大岩を貫通した一滴の
   しずくのよう。耳と魂をそばだてるしかない。” 
                                               by七尾旅人
    
1 息をかんで/ikiokande
2 カミソリの匂い/kamisorinonioi
3 借りものの歌/karimononouta
4 祈り/inori
5 コブシの花びら/kobushinohanabira
6 つぼみ/tsubomi
7 無間自由/mugenjiyu
8 カゼノチ/kazenochi
          (guest chorus:床絵美 Emi Toko)
©Kan Horiuchi & Takeshi Kainuma 2010 

 (試聴は  myspace  でできます)


■掲載されたCDレビュー

想像を超えるカスタマイズにより響きを特化させたギター『無間棹』を担ぎ、足首には鈴。身体全体で弾き語る求道の絶唱歌手、
初の全国流通盤。写真家/音楽家の海沼武史氏のプロデュースを受け、これまでのスタンスを見つめ直した。「激しく歌わなきゃ
伝わらないのなら、本当は激しくはない」。浮遊感に満ちたサウンドに、彼の声が打ち寄せる。今、届くべき声は此処にあるのだ。
(ヤマダナナ indies issue vol.53より転載)

96年から東京でライブを始めた堀内幹は、初のスタジオ録音CD『one』を発表。アコースティック・ギターに加え、それを三味線や琵琶のようにサワリ付でフレット
レスに改造した楽器の自称”無間棹”でも弾き語る。リフレインする曲にブルースの流れも感じたが、しっとりした曲も荒ぶる魂がみなぎる曲もスケールが大きく、
打楽器みたいに演奏する骨太のヘヴィな音に激しくえぐられる。町田康が切迫感を増した如きデリケイトな野武士をイメージする歌声も吹きすさび、言葉の意味性
以上に瞬間瞬間の鳴りのインパクトが強烈で、鈍く光る音の美しさに息を呑むのだ。写真家でもある海沼武史のプロデュースも功を奏し、広大な野外でのレコー
ディングにも聞こえるダイナミックな音作りと、声と弦の響きの一つ一つに意思が脈動する仕上がりも素晴らしい。二つ折りの紙ジャケット仕様の約46分8曲入り。
(行川和彦 ミュージック・マガジン10月号より転載)

そして今月最も個性が際立っていたのが、堀内幹『one』。基本的にギターの弾き語りなのだが、時にトルコのサズやペルシャのタールのような、あるいは津軽
三味線のようにも聴こえたりするギター・ストローク(サワリを付けフレットレスに自分で改造した無間棹なるギターか?)がとてもパワフルだし、語るように絶叫
するヴォーカル・スタイルにもついつい引き込まれてしまう。日比谷カタンのペイガニズムと三上寛のパッションと因幡修次の縄文性を併せ持ったシンガー・ソング
ライターてとこか。要注目。
(松山晋也 CDジャーナル10月号より転載)

96年から東京でライヴ活動を始めた個性派シンガー・ソングライターの初スタジオ作。アコースティック・ギターと自ら“無間棹”と呼ぶ改造したフレットレス・ギター
を用い、語るように、時に叫ぶように歌う静謐さと重さを兼ね備えたヴォーカリゼーションは独特で、これぞ現代の和製ブルース。
(CDジャーナル データベースより)



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